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不具合が続く部品を、商流・検査・工法から見直すには

カテゴリ:品質監修:YUIFAB編集部
結論:不具合が続くとき、選別や全数チェックの強化だけで耐えるのは消耗戦です。まずは、不具合の出方と、発生している工程を切り分けます。寸法のばらつきなのか。外観のキズ・色味・質感なのか。材質・強度の問題なのか。組付けや機能に関わる不具合なのか。そして、それが本体加工、二次加工、輸送、自工程のどこで起きているのかを見ます。そのうえで、流出を止める対応と、不良を減らす対応を分けて考えることが重要です。検査工程の追加や自動検査で流出を抑えながら、加工条件・工法・商流まで含めて、不良が生まれる原因に手を入れる。YUIFABは、自動検査を含む製造・検査体制、工法転換、商流変更まで含めて、見積から製造・納品まで対応します。
よくあるご相談の入口

仕入先の体制変更後に不具合が増えた住設機器向けの部品で、自動検査を含む商流への変更を検討したケースでは、流出不良を抑えるとともに、受入側で続けていた選別工数の削減につながりました。

INDEX
  1. よくある状況——選別だけでは、不具合は減らない
  2. まず切り分ける:不具合の出方と発生工程
  3. 対策は、流出を止める対応と不良を減らす対応に分ける
  4. 「自動検査つきの商流」という選択肢
  5. 相談時にあると助かる情報
  6. YUIFABで相談できること
  7. よくあるご質問

1. よくある状況——選別だけでは、不具合は減らない

「以前は問題なかった部品で、最近不具合が増えた」。この相談には共通のパターンがあります。仕入先の世代交代や体制変更、熟練検査員の退職、増産による検査の手薄化——つまり、品質を支えていた検査体制や熟練者の判断が、以前と同じようには機能しにくくなっていることが引き金になっているケースです。

これは個社の問題というより、構造的な変化です。公的調査では、ものづくり企業が継承の必要を感じている技能の上位は「正確・精緻に作業できる技」「トラブルや突発的なことが起きた時に対応できる力」「最適な加減に調整できるカン・コツ」などが挙がります。まさに品質と検査を支える技能です。一方で、技能継承が「うまくいっている」企業は33.3%にとどまり、8割以上が将来の技能継承に不安を抱えています。属人的な技能に支えられた品質は、その人がいる間しか保証されません。

このとき受入側がやりがちなのが、選別の強化で耐えることです。選別は流出を止める応急策としては正しいのですが、工数は増え続け、不良そのものは減りません。選別が常態化したら、それは「上流を見直すサイン」です。

2. まず切り分ける:不具合の出方と発生工程

対策の前に、事実を揃えます。見るのは「型」と「場所」の2軸です。

不具合の型主に疑う工程確認のポイント
寸法不良加工工程、金型・治具の摩耗、工作機械の老朽化不良の出方は連続か散発か。特定ロット・特定キャビティに偏っていないか
外観不良(キズ・打痕・色ムラ)加工後の搬送・梱包、メッキ等の二次加工どの面に多いか。合否基準(限度見本)が共有されているか
材質・強度不良材料調達、熱処理材料証明(ミルシート)・熱処理条件の記録。材料や工程の変更がなかったか
組付け・機能不良公差設定、相手部品との関係単品では合格なのに組むと不具合が出る場合、図面公差自体の見直しが必要なことも

切り分けで重要なのは、「いつから増えたか」と「何が変わったか」を突き合わせることです。仕入先の体制変更、材料ロットの切替、設備更新、検査員の交代——時期が一致する変化が、たいてい原因の近くにあります。

3. 対策は、流出を止める対応と不良を減らす対応に分ける

不具合対応で大切なのは、目の前の流出を止める対応と、不良が生まれる原因に手を入れる対応を分けることです。

流出を止める対応としては、選別、検査工程の追加、自動検査の導入があります。これは後工程やお客様への流出を抑えるための対応です。ただし、検査を強化するだけでは、不良そのものが減るとは限りません。

不良を減らす対応としては、加工条件、治具、段取り、作業標準、取り扱い方法の見直しがあります。現在の製造先・工法のまま改善できる場合もあります。

加工方法そのものが不具合の出やすさにつながっている場合は、工法転換を検討します。たとえば、切削加工でバリや寸法ばらつきが出やすい部品では、数量や形状によって、圧造・プレス・成形など別の工法が候補になる場合があります。

現在の製造先だけでは、工程改善や検査体制の変更が難しい場合は、商流変更も選択肢になります。本体加工だけでなく、二次加工、検査、物流まで含めて、製造・検査体制として組み直します。

YUIFABは、不具合品や現物情報をもとに、加工方法・検査工程・工法・商流まで含めて、見積から製造・納品まで対応します。

4. 「自動検査つきの商流」という選択肢

見落とされがちなのが、検査設備を自前で持つのではなく、自動検査の体制を持つ商流に切り替えるという発想です。画像検査装置への投資や検査員の確保を自社や既存仕入先で抱え込まなくても、検査込みで品質を保証できる製造先と結べば、受入側の選別は不要になります。

検査の自動化は、すでに実用段階です。ロボットとAIによる外観検査の自動化は、政府のものづくり白書でも取り上げられています。また、公的調査では、技能継承の円滑化にデジタル技術を活用した企業で、その効果として「技術の見える化・標準化」などを挙げる声が多く、「あまり効果はみられない」はわずか2.5%にとどまります。導入した企業の多くが手応えを得ています。

注意点はひとつ。自動検査は合否基準が明文化されていて初めて機能します。「ベテランが見ればわかる」基準のままでは機械化できません。限度見本・検査項目・NG写真の整備が、自動化の前提条件です。商流を切り替える場合は、この基準づくりを立ち上げ時に必ずセットで行います。

5. 相談時にあると助かる情報

最初からすべて揃っている必要はありません。不具合品、写真、発生時期、現在の検査方法など、分かる情報があると対応を進めやすくなります。

情報内容
不具合品のサンプル・写真良品と並べた写真があると、状態を確認しやすくなります
不良率の推移と発生時期いつ頃から増えたかが分かると、工程や商流の変化を追いやすくなります
現在の確認方法目視、抜き取り検査、限度見本、検査成績書など、現在の見方が分かる資料
図面・公差情報ある場合は送ってください。図面がない場合は、現物や品番からでも相談できます
数量情報月あたり使用数・年間数量。工法転換や自動検査の検討に役立ちます

6. YUIFABで相談できること

YUIFABでは、不具合が続く部品について、加工方法、工程条件、検査工程、工法、商流まで含めて対応します。

自動検査を含む製造・検査体制への変更、切削から圧造などの工法転換、二次加工を含めた商流変更まで、案件内容に応じて製造・納品まで進めます。

数分で価格だけを出す自動見積ではなく、YUIFABが品質・納期・量産性を見ながら、見積から製造・納品まで一つの窓口で対応します。

7. よくあるご質問

質問回答
同じ不具合が繰り返し出ている部品でも相談できますか?ご相談いただけます。不具合品の現物や写真、現在の加工方法・検査方法、発生している内容をもとに、YUIFABが加工方法・検査工程・工法・商流まで含めて対応します。
選別や抜き取り検査だけでは限界がある場合も相談できますか?ご相談いただけます。流出を抑えるための検査工程の追加や自動検査に加え、不良を減らすための加工方法・工法・商流の見直しまで、案件内容に応じて対応します。
外観部品の色味・質感の基準は引き継げますか?ご相談いただけます。良品・不具合品の現物や写真、現在の確認方法をもとに、新しい製造・検査体制へ引き継げる形にします。必要に応じて、限度見本や確認方法も含めて対応します。
不具合対応で「流出を止める対応」と「不良を減らす対応」は何が違いますか?流出を止める対応は、選別・検査工程の追加・自動検査など、後工程やお客様へ不良品が流れるのを抑えるための対応です。不良を減らす対応は、加工条件・治具・段取り・作業標準・取り扱い方法の見直しや、工法転換・商流変更など、不良そのものが生まれる原因に手を入れる対応です。検査を強化するだけでは不良そのものが減るとは限らないため、両者を分けて、流出を抑えながら原因に手を入れることが大切です。

不具合対応を、選別だけで終わらせない。

YUIFABが、加工・検査・商流を見直し、製造・納品まで対応します。

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参考:ものづくり白書(経済産業省・厚生労働省・文部科学省)、(独)労働政策研究・研修機構「ものづくり産業における人材確保・定着と技能継承に関する調査」等

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